成長しない人の特徴は、無知の知ができてていないことです。
本記事では無知の知の意味と、なぜ無知の知ができないと成長しないかについて説明シていきます。
成長したいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
・無知の知の意味
・無知の知ができない理由
・無知の知ができないと成長しない理由
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無知の知とは?
無知の知は、古代ギリシャの哲学者ソクラテスの言葉としてよく知られています。
無知の知は自分が知らないことを自覚しているという意味で、分かりやすく言えば知ったかぶりをしないことです。
無知の知ができていない人は、次のような行動を取ってしまいます。
・他人が言ったことの意味が理解できてないのに、分かってるように振る舞う
・あまりよく知らないことを、知ってるように振る舞う
なるほど、分かりました。(本当はよく分からないけど、いいか)
ちなみに詳しく説明すると、無知の知をソクラテス自身が実際に言ったという記録はないそうです。
そして、一般的に無知の知は『知らないことを知っている』と使われますが、ソクラテスの考えは『知らないことを知らないと思っている』が正しくなります。
そのため実際には、知らないと自覚している『不知の自覚』という表現の方が正しくなるのです。
無知の知という言葉は、日本語に翻訳される中で使われるようになったみたいです。
私達はなぜ無知の知ができないのか?
私達はなぜ無知の知ができずに、知ったか振りをしてしまうのでしょうか?
その理由は、次の2つにあります。
1.知らないことを恥ずかしいと感じるから
2.知らないことをバカにされるのが怖いから
しかし、知らないことは別に恥ずかしいことではありません。
逆に相手が知らないことをバカにしたり、自分が知ってることをと偉そうに振る舞う方が、恥ずべき行為なのです。
そんなことも知らないのかよ、バカだな~
例えば一般的に知られていることを、知らない人がいたとします。
そして、他の人は知らないことをバカにしてきます。
こんなことも知らないとヤバいぞ!
しかし、それを知っていたとして何の価値があり、知ってる人の何が偉いと言うのでしょうか?
たまたま知っていただけで、その分優れてるわけでも偉いわけでもありません。
そして、説明すれば誰でも分かるようになるのです。
例えば、Youtubeを知らない人がいたとします。
しかし、その人にYoutubeについて説明すれば、相手もすぐに知っている状態になります。
Youtubeは誰でも自由に動画を公開できて、見ることができるサービスだよ。
このたった32文字で説明できることを知ってたとして、何が優れていると言うのでしょうか?
知らない人でも説明すれば、すぐに知るようになります。
そのため知っていること自体に価値はなく、知っているからといって知らない人をバカにするのは恥ずべき行為なのです。
相手が知らないことをバカにするのは、自分が優れていることを示したいからです。
(俺の方が知っているから凄いんだ)
知ってるかどうかなんて価値がないことよりも、他のことを誇りに思いましょう。
自分の能力や人格や磨く方がよっぽど価値が高く、他人に誇れることだと思います。
そのため、知らないからといって恥ずかしく思う必要はありません。
また、知っているからといって知らない人をバカにする必要もないのです。
成長しない人の特徴とは?無知の知が大切な理由
無知の知ができていない人は、成長することができません。
その理由は次の2つにあります。
① 分からないことを、知らないままになるから
② 失敗を恐れて挑戦できないから
これらについて詳しく説明していきます。
① 分からないことを、知らないままになるから
1つ目は、分からないことを、知らないままになるからです。
無知の知ができていないと、知らないのに知ってるように振る舞うようになります。
そのため、分からないことが知らないままの状態になるので、成長することができないのです。
❌ なるほど、分かりました。(本当はよく分からないけど、まあいいか)
逆に分からないことを知らないと認められれば、知ろうするので成長できるのです。
⭕ よく分からないな…(後で調べてみよう)
例えば、上司の説明がよく分からなかったとしましょう。
ここで上司からの評価を下げないように、分かった振りをして聞かないと、知らないままなので成長することはできません。
(分からないと言ったら理解力がないと思われるし、分かった振りをしておこう…)
また、もしかしたら間違って理解したことで、後になって大きなトラブルに繋がるかもしれないのです。
そのため、知らないままにして聞かない人は成長することができず、素直に聞ける人が成長できるのです。
『聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥』という言葉もあるよね。
これらのことから、成長するには知らないことを自覚して、知ろうと行動することが大切なのです。
② 失敗を恐れて挑戦できないから
2つ目は、失敗を恐れて挑戦できなくなるからです。
知らないことを知ってると思うと、恐怖や不安などのネガティブな感情を生みます。
それらの感情が、行動を妨げる原因になり成長することができないのです。
例えば、次の2つがこれらに当てはまります。
・他人の考えを想像して、嫌われるのを怖がって行動できない
・失敗する未来を考えて挑戦できない
・他の人に嫌われるかもしれないからやめとこう…
・失敗するかもしれないしやめとこう…
しかし、これらは実際にはどうなるか知らないことであり、たんなる想像なのです。
つまり、知らないのに知っていると思いこんでいるのです。
テレパシーを使えて、他人の気持ちが分かる人が存在するのでしょうか?
予知能力を持ち、未来に何が起こるかが分かる人がいるのでしょうか?
そんな人は、1人もいません。
それなのに、私達は他人に嫌わるたと考えて行動できず、未来が悪くなると想像して挑戦できないのです。
このように実際には分からないのに、知っているという勝手な思い込みが行動を妨げるのです。
そして、行動や挑戦をしない人はいつまでたっても、成長することができないのです。
知っているという思い込みを辞めるには、事実と自分の思い込みを分けることが大切です。
例えばミスをしてしまい、上司が怒っているのではと考えたとします。
ここで、事実と思い込みを分けます。
ミスをして上司が怒ってると不安になる。
事実:ミスをしたこと
思い込み: 上司が怒ってると思っていること
思い込みを自覚することで、思い込みで傷つくのはバカげてるという考えが生まれ、思い込みにより傷つくことを防いでくれます。
それにより、上司が怒っているという思い込みで、積極的な行動を取れなくなることを防いでくれるのです。
勝手な思い込みは癖なので、思い込みをするたびに自覚して、徐々に減らしていくしかありません。
思い込みをしそうになるたびに、次のステップを取るようにしましょう。
1.事実と思い込みを分ける
2.思い込みを自覚して、自分自身を傷つけていると認める
3.1、2を繰り返して、徐々に思い込みの癖をなくす
知らないことを知っていると考えて行動できない人は、これらのことを意識しましょう。
また思い込みを防ぐ方法について詳しく知りたい方は、この本がおすすめです。
興味がある方はどうぞ。
まとめ
本記事では無知の知ができていないと、成長することができない理由について説明しました。
今よりも、成長したいという方は紹介した内容を意識して、無知の知を大切にしていきましょう。
また、無知の知について詳しく知りたい方は、こちらの本をどうぞ。